新着情報 カーボンマイナスを目指す実証オフィスの運用を開始 筑波技術研究所「グリーンオフィス棟」が完成
2021/08/30
戸田建設(株)(社長:大谷 清介)は、筑波技術研究所(茨城県つくば市)で行っていた環境技術実証棟※1(2017年6月竣工)のリニューアル工事※2を完了し、省エネルギーに加えてCO2排出量の削減等によりカーボンマイナス※3を目指す「グリーンオフィス棟」として8月より本格的な運用を開始しました。本施設は、2016年に始動した筑波技術研究所の新整備計画の一環です。
- ※1 建築物のCO2排出量の削減とZEBの実現に向けた技術を実際の建物で検証開
始-環境技術実証棟が竣工-
http://test.toda.co.jp/assets/pdf/20170627_1.pdf - ※2 ZEBを超えるカーボンマイナスの実現に向けて-筑波技術研究所 環境技術実
証棟のリニューアル工事に着手-
http://test.toda.co.jp/assets/pdf/20170627_1.pdf - ※3 カーボンマイナス
施設のライフサイクル(施工時や廃棄時に加え、運用時も含む)全体の
CO2排出量(プラス要因)を再生可能エネルギーの利用や木材・樹木の
活用による低減効果(マイナス要因)によって実質的にマイナスにする
考え方
【グリーンオフィス棟 概要】 | ||
構 造 | : | 鉄筋コンクリート造 |
階 数 | : | 地上2階 |
延床面積 | : | 約674㎡ |
主な用途 | : | 事務所 |
工 期 | : | 2020年10月~2021年5月(2021年8月運用開始) |
背景
地球温暖化対策として、世界的にCO2に代表される温室効果ガスの排出抑制が望まれており、戸田建設では、建設工事によるCO2排出量を2050年までに1990年比80%削減する目標を掲げています。また、2017年には筑波技術研究所内に環境技術実証棟を整備し、様々な環境技術の実証を行うなど、建物の省エネルギー化とCO2排出量の削減にも取り組んでいます。
グリーンオフィス棟の概要
「グリーンオフィス棟」は研究スタッフが利用する次世代型オフィスとして運用され、新しい働き方への対応なども考慮した室内環境を実現しています。また、タスクアンビエント空調、自然換気、AI制御などの多くの省エネルギー技術や先端技術と、太陽光発電、地中熱利用などの再生可能エネルギーの採用により『ZEB』の認証※4を取得し、環境省の補助金事業※5としても採択されています。
さらに、内外装にはCO2の吸収・固定化による削減効果が期待できる緑化や木質材料を採用するとともに、新たに拡張したビオトープなどの外構も含めて、施設の改修・運用・廃棄まのでライフサイクルにおけるCO2収支をマイナスとする(排出量より削減効果のほうが大きい)ことを目指しています。
【特徴】
- 1改修工事、運用、廃棄にいたるライフサイクルにおけるCO2排出量に対して、再生可能エネルギーや木材・樹木によるCO2削減効果が多くなるカーボンマイナスを目指しています。
- 2CO2の吸収・固定とともに、良好な室内環境や省エネルギーにも寄与する、壁面緑化、屋上緑化、室内緑化、木質仕上げを採用しています。
- 3断熱・遮熱性を高めるとともに、太陽光発電、地中熱利用、タスクアンビエント空調、自然換気などの採用と、それらを高度に制御することによる省エネルギー化を図っています。
- 4照明・ブラインドの制御など健康に配慮した新しい働き方に対応した室内環境を構築しています。
- ※4 BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)に基づく第三者認証により『ZEB』を取得
- ※5 令和2年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金
(業務用施設等におけるネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)化・省CO2促進事業)
今後の展開
当社は、本施設を運用しながらCO2排出量の削減に取り組むと同時に、技術的な検証も行い、お客様に提供する施設への展開を通して、脱炭素社会の実現に貢献できるよう努めてまいります。